ハビブ・ヌルマゴメドフが正式に引退したことで、ライト級ディビジョンはようやく動き始めることになります。
ヌルマゴメドフの後継者とも言えるイスラム・マカチェフは今後ランキング上位を狙っていますが、すでにライト級のトップ選手の多くは次の試合が決定しています。
昨年10月のUFC254では当初ハファエル・ドス・アンジョスとの対戦が決定していたものの、ドス・アンジョスがCOVID-19によって欠場が決定し、11月に再ブッキングされました。
しかし今度はマカチェフが病気になったことで欠場となり、試合はスライドすることなくドス・アンジョスは代わりに出場したポール・フェルダーに勝利しています。
マカチェフは次の相手としてドス・アンジョスに目を向けたものの、ドス・アンジョスはもしマカチェフに勝った後にヌルマゴメドフとの試合が実現するなら受け入れると難色を示しています。
マカチェフは『Eagle Fighting Championship』のイベント終了後にドス・アンジョスについて次のように語りました。
「彼は試合に勝ったことで違う行動を取り始めたようだね。私たちの試合が組まれたときに彼は何も言っていなかった。彼がカードから外されたから代わりの選手を頼んだら、UFCは5ラウンドのメインイベントを組んでくれると言ってきた。試合がしたかったからチームを離れてアメリカ行きの飛行機に乗ったんだが、今度は私が病気になり彼は試合をして、その後違うことを言うようになったんだ」
ライト級トップ10にいる選手のうち、3位のオリベイラと4位のチャンドラーはライト級タイトル戦を行い、5位のファーガソンは9位のダリウシュとの試合が決定しています。
また1位のダスティン・ポイエーと6位のコナー・マクレガーは対戦するとの噂があるため、上位選手とのマッチメイクは難しくなっています。
マカチェフは拒否したとしても最終的にランキング7位のドス・アンジョスとの試合に落ち着くだろうとの見方を示しています。
「UFCのマッチメイクで何が起こっているのかわからないが、最終的にはそうなると思うよ。トップ10にいる選手のほとんどは忙しいけど、90%の確率でトップ10にいる選手と戦わせてくれると思っている。(ポール)フェルダーは頻繁に戦いたいと思っていないだろう。彼はUFCで他にやるべきことがあって、もう戦いたくないと思っているんじゃないかな。(ダン)フッカーは最近帰国したと聞いているからね。彼は長い間隔離されていたからすぐに復帰はしないだろう。それにノックアウトされた後は休みを取りたいだろうから、私にはドス・アンジョスと対戦させてくれると思うよ」
またランキング2位のジャスティン・ゲイジーも次の対戦相手が決まっていないため、マカチェフは対戦に興味を示しています。
「可能性はあるね。ジャスティンとはお互いに知り合いだけど、友達というわけではないんだ。彼は今フリーだから可能性はある。なぜダメなのか?彼と戦ってみたいね」