インタビュー・コメント

ダナ・ホワイト「ファイトナイトはAPEXでの開催を続ける」

週末に開催されたUFC262はヒューストンにあるトヨタ・センターで行われ、UFC261に続いてソールドアウトとなりました。

UFCはペイパービュー大会を有観客のイベントとして再開しており、今後もそれが続く予定です。

アメリカではすでに有観客のイベントが再開される一方で、メインイベントで勝利したチャールズ・オリベイラは、母国ブラジルでの開催を希望しています。

しかしUFCのダナ・ホワイトは海外に出ることはまだ早すぎると考えているようです。ホワイトはUFC262終了後の記者会見で次のように語っています。

「ラスベガスに住んでいる人の中にはマスクなどがなくなってワクワクしている人もいると思うが、世界の他の国はどうかわからない。全くわからないね。計画せずにあるがままに任せているよ」

フロリダ州やテキサス州では収容人数の制限を解除していますが、UFCファイトナイトは現在もUFC APEXで無観客のまま開催が続いています。

ホワイトは当面の間APEXでの開催を続ける予定だと語りました。

「我々はファイトナイトで巡業しようとは考えていない。10月か11月まで予算の中に会場費を含めていなかったから、今からファイトナイトの場所を探しても意味はないんだ。やり慣れたAPEXに留まり、今年の残り期間はそこで自分たちの仕事をすることになると思うよ」

しばらくはUFC APEXでの開催を続ける予定のファイトナイトですが、ホワイトは今後もずっとAPEXで開催続けるのかと聞かれ、それについては否定しています。

「ノーだ。個人的にこのスポーツがここまで大きく、急速に成長した理由の一つは、このイベントを世界中で行っているからだと思っている。オクラホマなど普段は試合が行われない場所にも行っている。ファイトナイトは我々のブランドで大きな部分を占めているんだ。アメリカ全土で開放されればファイトナイトの巡業は続けていくよ」

「今はラスベガスの次のペイパービューをどうするか考えているところだよ。私はニューヨークに行ったことがあるし、マサチューセッツ州の人たちとも話すが、このような場所ではみんなまだ何もできていないんだ。先週ニューヨークに行ってきたが、世界で最も大きくて素晴らしいホテルの一つであるザ・ペニンシュラは1年半前から営業していなかった。セントレジスもシプリアーニも開いておらず、これらの場所は全て閉鎖されている。もしかしたらここにニューヨーク出身の人もいるかもしれないが、私にとっては異常なことなんだ。これらの場所は全て閉鎖されたままで、ラスベガスに住んでいる人もいるだろうが、先日私はシーザーズパレスに行ってきたが、これ以上人は入れないだろうと思うほどだったよ」

「ラスベガスは活気に満ちていて、テキサス州やフロリダ州に行ってもみんな普通の生活をしている。しかし次にどこで行うかを考え出すと、これらの州の多くはまだ本当に閉鎖的なんだ」