昨年11月のUFC255ではフライ級チャンピオンのデイブソン・フィゲイレードへの挑戦が決定していたガーブラントでしたが、COVID-19に感染したことから試合を欠場することになりました。
そしてガーブラントは今週末のUFCファイトナイトでロブ・フォントとバンタム級マッチで対戦します。
現在のバンタム級ランキングではフォントが3位、ガーブラントが4位となっており、この試合に勝利すれば今後バンタム級タイトルへ挑戦できる可能性があります。
しかしガーブラントはアルジャメイン・スターリング対ピョートル・ヤンの再戦がまだ行われないことから、先にUFC263のフィゲイレード対ブランドン・モレノの再戦の勝者と対戦することもできると考えています。
ガーブラントは今週行われたファイトナイトのメディアデーで次のように語りました。
「2度目のチャンピオンになることを考えている。それが目標だよ。アルジャメインとヤンが先に行うことはわかっている。あの試合をやり直さなければいけないからね。アルジャメインは首を手術したばかりだから少し長引くことになるだろう。今回の試合は挑戦者決定戦だと思っていて、土曜日にロブをフィニッシュすれば選択肢がある。バンタム級でも選択肢があるし、次の挑戦者になれれば自分にとって完璧だよ」
「11月のことやCOVIDを振り返ると、自分の人生から奪われたものもあったが、そのおかげでより多くのチャンスを得ることができた。土曜日の試合に勝てば、バンタム級タイトル戦の順番がまわってきて、その数週間後にはフライ級タイトル戦が行われる。願わくば誰もケガをせず無傷で終えて欲しい。そうすればできるだけ早く試合を実現させることができるからね。それが理想だけど、それには色々な要因が絡んでくることになる」
COVID-19に感染したことは予想以上に厳しいものだったとガーブラントは語っています。
「基本的にはできることを日々やっていた感じだよ。血液希釈剤を使っていたし、肺炎にもなった。めまいもひどかったね。血栓もあった。COVIDよりもケガをした方が楽なほどだったよ。COVIDについてはいつも真剣に考えていた。これで亡くなる人もいるんだからね。でも私は自分自身を大切にしている。休息したり、回復したり、よく食べたりしてとても良いコンディションを保っている。もし発症したとしてもインフルエンザのようなものだと思っていた。でも決してインフルエンザのようではなかったね。強烈なものだったよ」
ガーブラントは自身を危険な対戦相手だと語っています。
「メインイベントの注目されている試合で、しかもコーディ・ガーブラントと対戦するのは大変なことだ。戦うのはマルロン・モラエスでも、リッキー・サイモンでも、セルジオ・ペティスでもない。チャンピオンに復帰する準備をしているハングリーなコーディ・ガーブラントが相手だからね」