UFC265ではジョゼ・アルドがペドロ・ムニョスに判定で勝利し、バンタム級転向後初の連勝となっています。
アルドは試合後の記者会見で次の対戦相手として、先日2年間の出場停止処分が明けて復帰してコーリー・サンドヘイゲンに勝利したばかりのTJディラショーの名前を挙げました。
「ディラショーと戦えたら最高だ。できれば12月までにね。素晴らしい試合になると思うよ。今はそれが実現することを期待しているんだ」
バンタム級へ転向した直後はマルロン・モラエス、ピョートル・ヤンに敗れたものの、直近ではマルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョスに勝利しました。
アルドはブラジルの海軍でボクシングのトレーニングをしていることが改善の大きな要因であると語っています。
「(ヤンとの)タイトル戦で敗れた後、新たに技術の幅を広げなければならないと感じて、それを実行したんだ。ブラジルで海軍主催のボクシングに参加したんだ。そのおかげでパンチはもちろんアッパーも上手くなったけど、決してキックを忘れたわけじゃないよ」
「彼は素晴らしい選手で厳しい試合になることはわかっていたし、かなりの打ち合いになるだろうと思っていた。こうなることは予めわかっていたことだ。(フィニッシュできなかったことは)フラストレーションにはならなかったよ」
アルドは最近パンチを多用するようになり、これまでの正確さやテクニックに加えてハンドスピードも向上してきました。
ジャブを多用することでライバルたちにメッセージを送っているのではないかと聞かれたアルドは、その意図を明らかにしています。
「ああ、それがメッセージだ。これまでたくさん練習してきたし、ハンドスピードは時間が経てば経つほどどんどん速くなっていくはずだよ」