UFC265のメインイベントでは、シリル・ガーヌがデリック・ルイスを第3ラウンドTKOで破り、暫定ヘビー級タイトルを獲得しました。
一方的な試合展開となりましたが、試合後の記者会見でガーヌはゲームプラン通りの展開になったと語っています。
「完璧だったね。彼が私に触れたのは1回か2回くらいだった。アイポークをされたんだ。試合中はずっと視界がぼやけていたよ。これを何とかしていくのは簡単ではなかったが完璧だったと思うね。まさに我々が期待していた通りのものだった。だからこそ彼は私に触れられなかったんだ。彼が100%私に触れることができなかったのは、我々がそれに向けて取り組んだからだ。それを想定していた。ゲームプランを上手く実行できたね」
暫定チャンピオンになったガーヌは、今後フランシス・ガヌーとのタイトル統一戦が期待されます。
ガヌーは元スパーリングパートナーであり、ガーヌのヘッドコーチであるフェルナンド・ロペスの教え子でもありました。
しかしガヌーはチャンピオンになる前にジムを移籍したことでロペスはタイトル獲得とはならなかったため、ガーヌは今回の勝利をコーチに捧げたいと語りました。
「本当に感謝している。幸せだし誇りに思うね。この勝利は自分のためではなく、コーチであるフェルナンド・ロペスのためのものだ。フランシスの話は誰もが知っている通りだ。彼はもう少しでベルトを手にするところだったけど、残念ながら(ガヌーは)ラスベガスに移ってしまった。この勝利は私のジムであるMMAファクトリーのためでもある。そして私の母国のファンや家族のためでもあるんだ」