インタビュー・コメント

ダナ・ホワイト「みんなチマエフと戦いたがらない」

10月のUFC267でリー・ジンリャンに圧倒的な強さを見せたカムザット・チマエフは、試合後にブロック・レスナーとも戦えると発言して注目を集めています。

ウェルター級ランキング11位にいるチマエフは、今後上位選手との対戦が期待されますが、今のところまだ次の対戦相手が決定していません。

UFCのダナ・ホワイトは『The Jim Rome Podcast』でチマエフについて次のように語っています。

「カムザット・チマエフは私がこれまで出会った中で最もヤバいヤツの一人で、誰とでも戦いたがっていて、日程やそういったことは一切気にしていない」

「誰も彼と戦いたいと思っていないんだ。みんなソーシャルメディアであれこれと言いたがっているが、実際には誰もカムザット・チマエフと戦おうとはしない。彼らを責めるつもりはないよ。でも結局のところプロの選手であるならば、チマエフのように大げさで虚勢を張っている相手を大きなチャンスと捉えるべきだ」

ホワイトは選手たちがチマエフとの対戦を意図的に避けているかどうかと聞かれ、「100%間違いないね」と明確に答えています。

それでも現在チマエフの次の試合をブッキングするために動いており、近いうちに発表したいと考えているものの、相手が決まるまでは名前を出さないようにしているということです。

またUFC269のメインイベントではチャールズ・オリベイラ対ダスティン・ポイエーがライト級チャンピオンシップを戦います。

UFC268でマイケル・チャンドラーに勝利したジャスティン・ゲイジーは、このスポーツの健全性を保つために次は自分が試合の勝者に挑戦する必要があると主張しました。

ホワイトは次のライト級タイトルの挑戦者としてゲイジーが務めることになると語っています。

「ああ、そうだね。みんながケガをせず全てが順調であれば、素晴らしい試合を見せた彼が(次の挑戦者に)選ばれるべきだね」

2月26日にはイスラム・マカチェフ対ベニール・ダリウシュが行われるものの、まずはゲイジーが挑戦することになるようです。