インタビュー・コメント

ホワイトがミドル級統一戦をオーストラリアで望む

UFC236で行われたケルヴィン・ガステラム対イスラエル・アデサンヤによる暫定ミドルチャンピオンシップは、第5ラウンドまで決着がつかない死闘の末にアデサンヤが判定で勝利して、暫定タイトルを獲得しました。

試合後に記者会見でアデサンヤは、フィニッシュを望んでいたものの、お互いのメンタルの強さに決着がつかなかったと語っています。

「フィニッシュしたかった。死ぬのもかまわなかったし、殺すのもいとわなかったんだ」

「人々がなぜしおれてしまうのか私にはわかっている。多くの人がある時点に到達すると、精神的に弱くなるからだ。彼らは逃げ出したいんだ。私はこれまでに多くの選手にそれをやったことがある。そして彼もまた私にそうしようとしていたけど、彼にはできなかったんだ。だから彼は落胆し始めていた。それはまさに映画のようだったね。試合の最初と最後に逆境を乗り越え、第5ラウンドには私は彼を何度も揺さぶっていた。私はただ試合をフィニッシュしようとしていたんだ」

暫定ミドル級チャンピオンとなったアデサンヤは今後、現チャンピオンのロバート・ウィテカーとタイトル統一戦を行うことが濃厚となっています。

現在オーストラリアに住んでいるウィテカーは過去2年間で母国開催のメインイベントを2度務める予定だったにもかかわらず、実現することができませんでした。

一方アデサンヤもまたナイジェリア生まれのニュージーランド出身ということで、試合後にホワイトはこの試合をオーストラリアで実現させたい意向を明らかにしました。

「私たちはその試合をここアメリカでやろうとしていたんだ。でも間違いなくアメリカでその試合をするべきではない。その試合はオーストラリアでするつもりだ。オーストラリアなら大規模なものになるだろう。実現できるかが今週の宿題だよ。アリーナではなくスタジアムだ。オーストラリアのスタジアムでね」

「ガステラム対アデサンヤは、私がこれまでに見てきた中でも最も大きな戦いの一つだ」

タイトル統一戦の開催場所については、アデサンヤも試合後の記者会見でコメントしています。

「オーストラリアでもできるけど、オークランド(ニュージーランド)でも可能な良い選択肢だと思うよ。私たちなら行ったり来たりが可能だ。なぜなら彼はニュージーランド生まれだけどオーストラリア人だからだからね。彼はオーストラリアを代表している選手だ。再び私の準備が整うのはいつかって?彼は8月だと言っている。まずは私にシャワーを浴びさせてくれと言っておくよ」

タイトル統一戦の開催場所については、今後のUFCの動き次第となりそうですが、場合によってはアメリカではなくオーストラリアで実現するのかもしれません。

(mmajunkie)