インタビュー・コメント

マイケル・チャンドラー「ずっとハビブを研究してきた」

元ベラトールチャンピオンのマイケル・チャンドラーは、ベンソン・ヘンダーソンに勝利した後にフリーエージェントとなって、最終的にUFCと契約することになりました。

これまでフリーになっても最終的にベラトールに戻っていましたが、チャンドラーは今回UFCと契約した理由について『MMA Fighting』のインタビューで次のように語りました。

「ここ数回のパフォーマンスとタイミングが相まったんだと思う。過大評価と言われてきた中でベンソン・ヘンダーソンをフィニッシュしたときと同じくらい気分が良いね。フリーエージェントになったことでソーシャルメディアでの存在感がこれまで以上に大きくなったし、こういったことは今回が初めてだ。みんなはコナー、ハビブ、ゲイジー、ポイエー、ファーガソンとのマッチアップを話題にして盛り上がっていたよ。ベラトールからの契約オファーの駆け引きのためにやったという人もいれば、最終的にはベラトールと契約するつもりだとか、USADAにビビっていたとか、B級ファイターだとかいろいろ言われたんだ。もちろんそういった話は見たり聞いたりしていたが、それが間違っていたと証明したよ」

チャンドラーのUFC初戦はまだ決まっていないものの、10月24日のUFC254で行われるハビブ・ヌルマゴメドフ対ジャスティン・ゲイジーのバックアップを務める予定です。ダナ・ホワイトからは事前に戦えるかどうかを聞かれたとチャンドラーは語っています。

「ダナから10月24日に戦えるかと聞かれたから、もちろんだって答えたんだ。そして彼はトップ5の誰かと戦うかとも聞いてきたから、それにももちろんだって答えたよ。ファーガソンとポイエーが戦う話はあったが、何も決まっていなかったから、私の名前を加える絶好の機会だった。すると彼らの試合はなくなってしまった。私が知る限りでは、10月24日は私がバックアップを務めることになると思うが、誰とでも戦う準備は出来ているよ。ダナにも言ったことだが、長期間ここにいるつもりはなく、ここでの時間を楽しみたいと思っている。もし開催直前でもトップ5にいる誰かと戦えるなら、試合を引き受けるよ」

もしゲイジーが欠場する場合には、チャンドラーはライト級チャンピオンであるヌルマゴメドフと対戦することになりますが、これまで何年間もかけてヌルマゴメドフのことを研究してきたとし、対戦することに自信を持っていると語っています。

「非常に自信を持っているよ。それがUFC加入1日目だろうと1000日目だろうと関係ないし、私はこのスポーツに1万時間を費やしてきた。彼がUFCに入って以降、私はハビブを倒すことに集中してきたからね。彼を研究してきているし、彼がチャンピオンになる4試合前からすでに彼がチャンピオンになることはわかっていた。彼はチャンピオンとしての考え方もフィジカルも備えていて、UFCでこれまで見てきた他の選手にも負けないスタイルを持っている。ここ6~8年はハビブと戦うためにトレーニングをしてきたんだ。今もしそのチャンスがあれば、それまでの努力が報われることになるだろう。前日の深夜に誰かがケガしても病気になっても関係ないし、戦う準備は出来ているよ。たとえそれが5週間前でも、5時間前でも、5分前であってもね」