UFC284のメインイベントでは、ライト級チャンピオンのイスラム・マカチェフが、フェザー級チャンピオンのアレクサンダー・ヴォルカノフスキーに判定で下してタイトル防衛に成功しました。
パウンド・フォー・パウンドランキング1位対2位の対戦で、マカチェフが1位のヴォルカノフスキーを下したことから、次のランキングでは1位になることが確実となっています。
一進一退の攻防の末、判定で勝ったマカチェフは試合後の記者会見で、勝ち方は関係なく1位になることの喜びを語りました。
「今日の勝ち方は関係なく、俺は単なるチャンピオンではなく世界最高のファイターだ。とても嬉しいよ。これからはチャンピオンだけでなく、世界最高のファイターと呼ばれるようになるんだ。これは自分にとって夢であり、勝ち方は関係なくとても嬉しいことだよ」
「ヴォルカノフスキーとの試合は色々と大変だった。自分の国から13,000km以上も離れた国にチームと一緒にやって来て、時差があって早朝にアリーナへやって来るなど色々あるんだ。だがイージーファイトだと考えて準備をしていない。ベルトのためではなく、世界最高のファイターになるために戦う。だからハードファイトになったんだ」
パウンド・フォー・パウンドランキング1位といえば、かつてライトヘビー級チャンピオンだったジョン・ジョーンズが君臨していました。
ジョーンズはUFC285でオクタゴンに復帰しますが、マカチェフはこの試合でジョーンズが勝ってもパウンド・フォー・パウンドランキングで1位になることはないと主張しました。
「ジョン・ジョーンズは素晴らしい選手だ。彼はベストな選手だけど、前回の試合ははスプリット判定で勝ったし、いつもハードな戦いをしている。この試合の後で彼が一番になるとは思っていないよ。なぜかというと今俺が一番だからだ。俺が世界最高の選手を倒したんだ。だからこそ俺の方が世界最高の選手に相応しいと思うし、もし誰かが一番になりたがっているのなら俺は準備ができている。やってやるよ」