週末に開催されたUFCファイトナイトでは、コーリー・サンドヘイゲンがマルロン・ヴェラを相手に判定で勝利しました。
スプリット判定だったものの、サンドヘイゲンは自分が勝ったと考えていたため、判定結果に驚いた表情を見せていました。
サンドヘイゲンは試合後の記者会見で、ヴェラ戦を振り返りました。
「試合中はずっとダメージ量やテイクダウンの状況を把握することに努めていた。だからほとんどのラウンドで自分が勝ったと思っていたよ。おそらく3ラウンド目はちょっと接戦だったかなって感じだったけど、他のラウンドでは私が圧倒的だったと思う。最初の2ラウンドは間違いなく私が勝っていた。だから(スプリット判定で)困惑したけど、それがMMAというスポーツなんだ。ルールが見直されるまでは、このようなことが繰り返されるだろう。もし最初の2ラウンドのうち、1ラウンドでも彼が勝っていたら大騒ぎになっていただろうね」
「私は自分のやるべきことをきっちりやったと思う。特にマルロンのようにノックアウト・アーティストのようなトップクラスの選手と戦うときは、それなりの戦い方をしなければならないんだ。マルロンはあまり距離を詰めて来ないから、私が距離を詰めなければマルロンは私を攻撃するのが難しくなると思っていたよ」
サンドヘイゲンは次の対戦相手として、ピョートル・ヤンに勝利したメラブ・ドバリシビリに焦点を当てました。
「メラブはタイトルに挑戦する選手以外だと、今この階級で最高の選手だと思う。挑戦するのを避けたくはないんだ。そんな男にはなりたくない。人々を感動させたい。ずっと選り好みしながら戦うようなことはしたくないんだ。ベストな相手と戦いたいし、そうすればタイトルを獲ったときに経験があるからこそ防衛することができる。そしてメラブは私のスタイルや戦い方にピッタリの相手だと思うよ」
「彼が良い選手だからこそ、私も一生懸命練習することができる。そういう選手と戦いたいね。そしてもし彼に勝つことができれば、私は100%間違いなくタイトル挑戦に相応しいと言える。さっきも言ったように、相手を選り好みするような選手にはなりたくない。彼は9連勝中だし、彼より先にタイトルに挑戦させろというのは無理な話だ。MMAでそういった基準を作るつもりはない。みんなもっと現実を見るべきだよ」
またサンドヘイゲンはショーン・オマリーではなく、呼びかける相手をメラブに変更した理由を説明しました。
「先週メラブの試合でヤンを一方的に倒すのを見るまでは(オマリーを)考えていた。そしてオマリーとヤンの試合は接戦だった。私の考えではオマリーよりもメラブの方がタイトル挑戦に相応しいと思う。だからもしUFCがオマリーをタイトル戦に出場させるつもりなら、それはそれでなんとなくそうなりそうな気がするけど、次のトップ選手と戦いたいんだ」