インタビュー・コメント

トム・アスピナルがジョン・ジョーンズについて言及する

UFCヘビー級暫定王者のトム・アスピナルは、次の対戦相手にヘビー級王者のジョン・ジョーンズ、もしくは元王者のスティーペ・ミオシッチを望んでいます。

しかしジョーンズとミオシッチはお互いに対戦する可能性があり、王座統一戦を含めてアスピナルは次の試合がまだ決まっていない状況です。

アスピナルは『The MMA Hour』に出演し、ジョーンズ対ミオシッチの実現について語っています。

「僕は危険すぎる。単純なことだよ。彼らにはリスクが大きすぎるんだ。いつか逆の立場になってキャリアの終盤に差し掛かったとき、同じような状況に置かれたら僕も同じことをするだろうね。誰のせいにもしていない。両選手への尊敬の念を伝えたい。彼らは僕のヒーローだ。それもあって彼らと戦う機会がが欲しいと思っている。でも実現しないならしょうがない。残念だよ」

4月13日にラスベガスで開催されるUFC300では、UFCからオファーがあったものの、最終的に実現しなかったことを明らかにしました。

「彼らは僕とスティーペにオファーして、僕はもちろん戦うと答えた。すると1時間後に彼らから『いや、スティーペはジョーンズ戦いたいみたいだ』と言ってきたんだ。その後アレックス・ペレイラがヘビー級に転向するという話もあった。言ったように、僕は試合を断るような男じゃない。これまで一度も断ったことはないし、これからも断るつもりはない。その噂を聞き始めたとき、僕とアレックスがネット上で話が出始めた。でも僕らには共通の友人が何人かいて、アレックスはまだヘビー級に転向するつもりがないことがわかったんだ。僕はアレックスを尊敬しているし、彼の決断を尊重する。彼は自分の力でチャンピオンになった。フェアな行為だ。もうそれをプッシュするつもりはないよ」

現在ジョーンズは負傷欠場中であり、もし復帰後にミオシッチと対戦することになれば、アスピナルとの王座統一戦はまだしばらくは実現することがなくなります。

「ネット上でちょっと泣いたけど、もちろん多くの人が僕の味方だよ。僕は公然とジョン・ジョーンズが正しいとは思わないと言ってきた。UFCの決定が正しいとは思わない。でもそれはあくまでも僕の意見だ。僕は自分の意見は言うし、彼らの意見や決断を尊重する。ジョン・ジョーンズとUFCがやってきたことは全て尊重しているし、多くの人がネット上で『トム、泣くのはやめろ』と言ってくれた。そしてもう泣くのはやめようって思ったんだ。彼らは正しい。泣くのはやめないとね。キャリアを進めて自分がベストな選手であると証明する必要があるし、それが僕のやりたいことだよ」

ジョーンズは最近のインタビューで、アスピナルと対戦する可能性を完全には否定しませんでした。

しかしアスピナルには戦って勝ち続けるべきだとも語りました。

「全く同感だ。ジョン・ジョーンズには尊敬の念しかない。多くの人よりも彼を尊敬している。ジョン・ジョーンズがこのスポーツでやってきたこと全てを尊敬しているんだ。素晴らしいし、アドバイスには感謝している。僕を妨げるようなことはさせないよ」