インタビュー・コメント

トム・アスピナル「イギリス時間の開催はUFCに断られた」

7月27日にイギリスのマンチェスターで開催されるUFC304では、ヘビー級暫定王者のトム・アスピナルが、カーティス・ブレイズを相手に防衛戦を行います。

アスピナルにとって母国での試合となるものの、UFCはアメリカでペイパービューを販売するために、通常のアメリカ時間で行われることになります。

そのためアスピナルの試合は現地時間早朝に行われるため、アスピナルはこれまでイギリス時間に合わせるべきだと主張してきました。

アスピナルは『Submission Radio』に出演し、UFCは開始をイギリス時間ではなく、アメリカ時間にすることを譲らないと語りました。

「謝罪はないよ。謝罪は期待していないし、これがUFCだ。ただ私や他の選手たち、ライブ観戦を望むイギリスのファンにとって、これはちょっと残念なことだね。でもいろいろな友達が来てくれるよ。今日友達と一緒にいたんだけど、彼は夜に保育があると言っていたけど、ショーが終わるのは朝6時だ。だから彼は徹夜をしなければならず、午前9時までしか保育に預けられないから、1〜2時間しか眠れないことになる。そんな感じだよ。変更することはできるのか?って聞いたんだ。彼らは『いや、絶対に無理だ』って言ってたね。ただストレートにノーと言われた、それだけだったよ」

アメリカとイギリスで時差があるものの、それだけでなく今回は試合時間が早朝に行われる予定です。

アスピナルは時間にどうやって適応していくかまだ悩んでいることを明らかにしました。

「正直なところ、今は全くわからないね。そう思うと、ちょっと迷ってしまう。当初の考えではラスベガスに行って練習し、ラスベガスの時間に合わせて集中しようと思っていた。でもラスベガスまでは18時間もかかるんだ。ラスベガスにいてから試合の5〜6日前に18時間かけて移動してマンチェスターに戻る。時差があろうがなかろうが、それだけで疲れるよ。だからその考えはやめたんだ。全然わからないよ。おそらく私よりずっと頭のいい人たちと話をして、何らかの妥協ができないか考えてみるつもりだ。夜9時に寝て、1時か2時くらいに起きて、2〜3時間起きてから朝5時にトレーニングして、7時か8時にまた2〜3時間寝るとか。本当にどうすればいいかわからないんだ」

「おかしなことが起こっているし、かなり旅をしてさまざまな時間を過ごしてきた人間として、それが影響することもわかっている。間違いなくね。だからできるだけ影響がないようにしたい。私は勝つためにできることなら何でもやるタイプだし、もし睡眠時間を変えることで、できる限り有利になるなら絶対にそうする。でも今の時点ではそれがどんなものなのかはわからないよ」