UFC304では、ムハンマド・モカエフがマネル・ケイプに判定で勝利し、これでキャリア13戦無敗、UFCでも7戦無敗となりました。
しかしこの試合がモカエフにとってUFCでの最後の試合となったようです。
イベント終了後にUFCのダナ・ホワイトは、モカエフはこの試合で契約が満了したとし、新たな契約は提示する予定はないと語っています。
「ああ、それは私たちがみんなに言っていることだ。みんなに戦い方を教えている。我々は長い間こうしてきたんだ。おそらくマッチメイカーの誰かが彼に何か言ったんだろう。マッチメイカーたちは、様々な理由で彼の熱烈な愛好者ではないみたいだ。この業界にはテイクダウンを狙う選手がたくさんいるし、そういうスタイルで戦う選手もたくさんいる。でもそれだけじゃないんだ。彼はもう契約下にはない。PFLは無敗の素晴らしい選手を獲得できると思う。彼の幸運を祈っているよ」
モカエフはUFCパフォーマンス・インスティテュートで乱闘騒ぎを起こし、今回のファイトウィーク中にもホテルで騒ぎを起こしました。
ホワイトはモカエフの契約が更新されないのは、様々な理由があるためだと語っています。
「あの舞台裏では悪いことがたくさんあった。よくないことだ。UFCパフォーマンス・インスティテュートで始まったここ数ヵ月間の出来事や、その他にもいろいろなことがあったんだ。彼らは彼との再契約を望んでいないよ」
また、試合前の記者会見では、キング・グリーンが10万ドルのボーナスを提案し、ファンから大喝采を浴びたことからホワイトハそれに応じました。
ところが実際には14試合中9試合が判定決着となり、プレリムからメインカードの最初の2試合まで7連続判定となりました。
ホワイトは選手たちにボーナスを増やしても試合内容が変わらないなら、これ以上大きなボーナスを要求するのはやめるべきだと語っています。
「今夜は(大きなボーナスを与えるべきではないことを)示したと思う。ボーナスを増やしても何も変わらない。そんなことをしても誰も一生懸命戦わない。何も変わらない。二度とやらないよ。今日が最後だ。将来的にボーナスが増えることはないとは言わないが、記者会見で『20万ドル、30万ドル』なんて言うつもりはない。二度とないよ。このイベントに出ている全ての人に感謝して欲しいね」
「誰も一生懸命に戦わなかった。10万ドルが欲しいという緊迫感はなかったよ。7試合連続(判定)だ。(午前7時近くだなんて)誰が気にするんだ?二度とやらないよ。10万ドルは本当に大きかったんだから獲りに行けよ。もう二度とごめんだね」