インタビュー・コメント

新王者のメラブ・ドバリシビリがオマリー戦を振り返る

UFC306のメインイベントでは、メラブ・ドバリシビリがショーン・オマリーに判定で勝利して、新バンタム級王者となりました。

試合開始直後にはメラブが、オマリーのコーナーと舌戦を行い、レフェリーから警告を受けました。

メラブは試合後の記者会見で、このときのことについて語っています。

「僕はプロのファイターだ。集中しているからこんなことは起きない。他のコーナーを気にすることもない。でもティムの声は、(アルジャメイン・スターリングに)同じことをしていたからとても聞き覚えがあった。みんなが見ていたソーシャルメディアの映像がある。彼は同じことをしていたんだ。彼は僕にクソみたいなことを言っていた。だからやめろ(Stop it)って言ったんだ。誰も彼に言わなかったからね。彼はただそれを続けていた。バスケットボールやサッカーで同じことをすれば失格になる。でもここでは違うようだ。レフェリーには謝ったよ。謝ったら、彼はやめたんだと思う」

さらに2ラウンド終了間際には、メラブがオマリーの首に何度もキスをした後、チョークを解きました。

ところがまだ試合は数秒残っていて、オマリーがすぐにメラブを殴りにかかりました。

「彼の首を掴んで、残り10秒だった。彼は待てるし、落ちないし、タップもしない。ちょっとからかいたくなったんだ。彼を憎んでいるわけじゃなく、ただからかっただけだ。それと同時に、彼にちょっとキスをして、僕が優勢だということを示すためでもある。僕がこの試合をコントロールしていた。だからキスをしたんだ。あまりに楽しかったから、タイムコントロールに目が行ってしまったようだ。でも僕が手を離すと、彼は追いかけてきて僕の後頭部を殴ってきたから、僕はまた守り始めた。レフェリーにはまた謝ったよ」

またメラブは、勝利が決まった瞬間のことについても語っています。

「最初の感情は素晴らしいものだったね。自分をコントロールできなかった。ダナ・ホワイトがベルトを巻いてくれて、僕が立ち上がったときにはすでにダナが去っていることに気づいたよ。彼と握手したかった。今、実感しているんだ。最高の気分だね。僕は他にも3人の元チャンピオンに勝った。ショーンは4人目だ。いつもと変わらない日だけど、今日はベルトを持っている。それだけだよ」