インタビュー・コメント

ジュリアナ・ペーニャ「ハリソンの試合は退屈だった」

UFC307では、ジュリアナ・ペーニャがラケル・ペニントンに判定で勝利して、女子バンタム級王座を獲得しました。

同じくUFC307ではランキング3位のケイラ・ハリソンが、2位のケトレン・ヴィエラに勝利したことで、次に王座へ挑戦する可能性があります。

しかし新王者のペーニャは勝利後、ハリソンではなく元2階級王者ですでに引退したアマンダ・ヌネスに対戦を呼びかけました。

ペーニャは試合後の記者会見で、ハリソンについて語っています。

「印象的じゃなかったね。彼女はエルボーで殴って頭蓋骨にダメージを与えると言っていた。(ケトレン・ヴィエラ)はかすり傷一つなかったし、退屈だったし、突出して優れているようなことは何もしていなかった。私の言いたいことがわかる?だから間違いなく、特に私のチームからの評判は良くなかったよ」

「ロンダ(ラウジー)のようにテイクダウンを阻止するという一芸に秀でた選手が現れると、試合は人々が思っている以上にもっと拮抗し、互角になると思う。だからテイクダウンを阻止してしまえば、自分が思っていたよりも厳しい試合になっていることに気がつくと思うし、それが今夜の彼女の頭をよぎったんだと思うよ」

またペーニャは、これまで1勝1敗となっているヌネスと3戦目を戦いたいと語りました。

「あの日カナダでアマンダが引退するのを見たとき、私はケージサイドでブーイングをしていたんだ。彼女が本当に引退したとは思えなかったからね。そしてダナ・ホワイトが『彼女は引退が早すぎたと思う』と言っているのを聞いた。そして彼女を見ていると、『私のアイデンティティって何?私は何をしているの?退屈。UFCで戦わなければ私は何者なの?って』と自問しているように感じた。だから彼女はこのスポーツを恋しく思っていて、復帰したいと思わせる何かを探しているような雰囲気があるように感じたよ」

「ケイラはホリー・ホルムに勝ったとき、彼女の名前を口にしなったし、そして今も彼女の名前を口にすることはない。他の選手たちは史上最高の選手と考えているアマンダの名前を誰も出さなかったけど、私はそのことから決して逃げなかった。なぜなら私は本当に彼女が終わったとは思っていない。彼女は引退が早すぎたと思う。何かを求めていると思うし、私にとっては1勝1敗だから女子MMA史上最大の試合になると思うよ。最初の試合は私が圧倒的な強さを見せて、彼女にタップさせた。2回目の試合は時間切れで判定負けだったけど問題ない。でもこの試合をきっぱりと決着つけて、彼女が逃げ出したと感じているトリロジーをやれたらいいんだけどね」