かつてUFC女子選手として一時代を築き上げたロンダ・ラウジー。
そんなロンダは現在、かつての古巣であるUFCに対して厳しい批判を繰り返している。
ロンダは2026年5月、Netflixで初開催された総合格闘技興行「MVP」のメインイベントで、長年のライバルだったジーナ・カラーノとの引退試合に勝利し、格闘家としてのキャリアに終止符を打った。
しかし、その裏側ではUFCとの因縁が存在していた。
ロンダは自身の引退試合としてジーナ・カラーノとの対戦をUFC側に提案していたものの、オファーを断られたことを明かしている。
そのことをきっかけに、UFC幹部であったハンター・キャンベルを中心に、UFCの運営方針やマーケティング戦略について辛辣な意見を発信するようになった。
7月27日、ロンダはFight Culture誌のYouTubeチャンネルで公開された動画『Ronda Rousey speaks on CSAC’s retired fighters fund, 17mil views on Netflix & more | Napa Knockout』に出演。
その中で、ハンター・キャンベルの発言について以下のように語った。
「確かハンター・キャンベルがジーナに、『40代の女性同士のカップルを売り込む理由がわからない』と言った後だったので、これは非常に大きな正当性があったと思う。その発言をそのままヤツに突きつけるのは本当に気持ちよかったよ」
さらにロンダは、UFCの選手を売り出す能力についても疑問を呈した。
「キャンベルが私たちの売り込み方を知らないというわけではなく、そもそも誰の売り込み方すら知らないの。私たちを手放したことで、彼は大きなチャンスを逃した。なぜなら、彼の傲慢さゆえに、私たちは彼のフェラーリに対するランボルギーニのような存在になり、彼は傲慢で愚かで男尊女卑的なせいで、UFCにとって史上最大のライバルを生み出してしまったからよ」
ロンダとジーナの引退試合は、試合時間が短かったことなどから賛否両論となった。
しかし、ロンダがメインイベントを務めたMVPの大会は大きな注目を集め、配信には1700万人以上の視聴者が集まったとされている。
この成功を受け、ロンダは元ストライクフォース代表であるスコット・コーカーが格闘技プロモーションに復帰する可能性についても言及した。
「競争が激しくなればなるほど良いと思う。上場企業でありながら、選手の利益を最優先に考えるというのは、法的に株主価値の最大化を義務付けられている以上、同時に選手の利益を最優先に考えることは不可能といえるよね。ですから、他の選手には別の選択肢が必要なのよ。もちろん、そのような選択肢が存在し得ないわけではないけど、唯一の選択肢であってはならないの」
また、ロンダはMVPの今後について語る中で、UFCの興行スタイルにも苦言を呈した。
「一つ一つの試合を大きなイベントにすること、それがMMAに欠けているもの。毎週のように繰り返されるだけの、ただの背景音のようなものになってしまっている。これは一大イベントであるべきでしょ。だから、彼らが次に何をするにしても、私が関わるかどうかに関わらず、何か大きなことを成し遂げてほしい」
この「毎週のように繰り返されるだけの、ただの背景音」という発言については、UFCを意識したものではないかとも受け取られている。
現在、ロンダはMVPで新たな歴史を作った一方で、古巣UFCへの批判姿勢を強めている。
果たして、ロンダ・ラウジーの発言は今後のMMA界にどのような影響を与えるのか。
今後も彼女の動向から目が離せない。
