ウェルター級ランキング1位のスティーブン・トンプソンは、5月に開催されるUFCリバプールのメインイベントで地元出身のダレン・ティルと対戦します。
しかしトンプソンは、ティルとの試合が決まったとき、対戦相手が誰なのかよく知らなかったと言います。彼は『The MMA Hour』で次のように語りました。
「正直言うと、私はこの選手が誰なのか分からなかったんだ。ダレン・ティルって誰?って感じだったね。彼はセラーニをノックアウトして有名になったみたいだけど、私はよく理解していない。セラーニは3連敗していたし、彼はその前に、私が勝ったホルヘ・マスヴィダルにノックアウトされていたからね」
「なぜランキング7位のヤツがNo.1コンテンダーと戦うために他の選手を飛び越えてくるの?なぜ彼はNo.2の選手と戦っていないの?私が2位だったとき、タイトル挑戦権を獲得するために1位の選手と戦わなければならなかったんだよ」
「それともう一つ理由があって、私はRDAと戦いたかったから、ダレン・ティルとの試合をすぐに断ったんだ。それに彼の地元だし、私にとっては意味のない試合だ。私はこの選手が誰かわからないからノーと言ったんだけど、彼がそれを求めていて、5月27日にベストのワンダーボーイと戦おうとしているんだ」
ティルのことを知らなかったと言うトンプソンですが、周りの話から油断できない選手であると言われているものの、それほど強い選手だとは思っていないようです。
「みんな彼のことを素晴らしいストライカーだと言っているね。彼を見ると、左手と左足で攻撃してきてエルボーも打ってくる。しかし正直に言うと、私はダレン・ティルに感銘を受けていないんだ。マスヴィダルの方が彼よりも良いファイターだとは思うよ。彼の方がダレン・ティルよりも良い攻撃をしてくると思うんだ。ダレン・ティルは知られるようになったけど、彼は今UFCで4試合戦ったんだろう?でも最初の3人は誰だかわからないからね」
トンプソンはNo.1コンテンダーとの試合に値する選手が他にもいると考えています。
「彼らがこの選手をプッシュしようとしていることはわかっているよ。彼らがヨーロッパや他の地域出身の選手をプッシュしようとしているかどうかまではわからないけどね。彼は間違いなくおしゃべりだ。彼らは少し話せる選手をプッシュするのが好きなんだね。No.1コンテンダーとの戦いにもっと相応しい選手たちは今や多くいると思う。仕方ないけどね。私がやりたいのはただベストを尽くすだけだ」
ティルはトンプソンを第3ラウンドでノックアウトすると言っていましたが、トンプソンはティルを自信過剰だと語っています。
「私ができることはそれを笑うことだけだね。彼は自分自身にとても自信を持っている。自信を持つことは大切だけど、彼は少し自信過剰だと思うよ。彼は本当のウェルター級ではない選手をノックアウトしただけだ。ノックアウトしたセラーニはライト級の選手だったからね。彼が過信したまま私と戦ったとき何が起こるか見てみよう。彼はワンダーボーイと戦うことで、彼の発言がもっと良くなるかもね」
(mmafighting)