UFC227でデメトリアス・ジョンソンに勝利して新フライ級チャンピオンになったヘンリー・セフードは、その後バンタム級チャンピオンのTJディラショーに対戦を呼びかけました。
ディラショーはまだすぐには戦う意思を示さなかったものの、このスーパーファイトはセフードよりもUFCが望んでいるように感じているようです。
ディラショーはジョー・ローガンのポッドキャスト『JRE MMA Show』で次のように語っています。
「マジメな話は何もないよ。ほのめかしがあってから私たちは一緒にメディアツアーを行ったとき、彼ら(UFC)がカメラを入れて私たちお互いに話をさせたことがあったんだ。でも彼らはそのことに何も言わなかったよ。私たちがやっていることは全てリアルだけど、“これが君らの望むものなのか?私のことを倒すことができるって思うならやろうよ”って感じだったね」
ディラショーはもしセフードとの試合が行われるならば、125ポンドのフライ級マッチになるだろうと語りました。通常バンタム級で戦うディラショーですが、階級を一つ落としても問題ないと主張しています。
「(減量において)私の方がより大きい選手だという言い訳はしたくない。125ポンドなら特に私には今コーチにサム・カラビッタがいる。私は最初コーディと戦う前に、夏にはデメトリアス・ジョンソンと戦うつもりだと言われた。だからそのときは3週間足らずで140ポンドまで落としたんだよ」
もしフライ級チャンピオンシップが実現して勝利すれば、ディラショーはコナー・マクレガー、ダニエル・コーミエに続いて3人目となるUFC2階級タイトル同時戴冠を果たすことになります。
しかしそれ以上にディラショーの興味をそそっているのは、セフードが北京オリンピックのレスリングで金メダルを獲得し、現在ではUFCチャンピオンになっているほどの選手だからです。
ディラショーはセフードよりもあらゆる点で優れていることを証明したいと考えています。
「ヘンリー・セフードはオリンピック金メダリストだから私のことをとても楽しませてくれる。彼は自分のことを今までにいない最高の格闘家だと主張したいと思っている。自分はUFCチャンピオンであり、金メダリストだってね。でも私が出たら彼をレスリングで倒すことができるだろう。なぜならMMAのレスリングは全く違うものだからだ。私の方が良いアスリートだね。彼の戦いを見ればどこでも彼を倒せるよ。だからこそ私はとても興奮しているんだ。今のところ私の名声を考えれば最高の試合だし、それが私をもっと興奮させるんだ」
(mmajunkie)