12月29日に開催されたUFC232では、ジョン・ジョーンズがアレクサンダー・グスタフソンを破って新ライトヘビー級チャンピオンとなりました。
すでにライトヘビー級タイトルを返上したため保持しているのはヘビー級タイトルのみとなっているダニエル・コーミエは、上手くいけば今後ジョーンズと戦う可能性があります。
しかし一方でこれまでUFCへの出場が噂されてきたブロック・レスナーは、USADAへの検査を受けているものの、1月27日に開催されるWWEロイヤルランブルで試合がすでに決定しています。
そのため一時期コーミエとの対戦が噂された3月2日に行われるUFC235へ出場することは非常に厳しい状況となっています。
ところがそんな中でもUFC232後の記者会見でダナ・ホワイトは、レスナー対コーミエは完全になくなったわけではなく、いつか実現する可能性があると主張しています。
「レスナーとは無関係になったわけではない。間違いなく彼はまだコーミエと戦う可能性がある。私は彼がすでに私と契約していると思っている。実際私たちはそれについて話していた。しかし彼はその後WWEとの新しい契約にサインすることになったんだ」
「彼はUFCとWWEで戦うことができるため、非常に特別な立場にいる。そしてビンス(マクマホン=WWE代表)は彼に非常に多くのお金を払うことになったんだと思う。彼は、“申し訳ない、もう一度WWEでやることになった”と言っていたよ」
「だから何が起ころうとここにいる。彼の準備が出来たらここに来て戦うことができるし、ここでも多くのお金を稼ぐつもりだろう。だからそれは意味をなすものだ。私は何かが起こると思っている」
ホワイトはさらに、もしレスナーがUFCへ戻る決断をしなければそのときは彼が決めた道へ進むことになると語っています。
「みなさんが私についてわかっていることは、私は誰のことも待っていないということだ。誰かを待つことはない。彼が今年も戦うつもりはない?それでも大丈夫だ。どんな選手であるか、どれほどビッグか、どんな契約かは問題ではない。戦いたくないなら自分の好きなようにやればいい。戦う準備が整ったときに戻ってきて私に声をかけてくれ。そのときになんとかするよ」
ホワイトはまた、来年3月で40歳になるダニエル・コーミエは引退まであと3回戦うべきだと語りました。
「(ジョーンズ対コーミエ、コーミエ対レスナーは)どちらも良い戦いだ。もしコーミエがさらにあと3試合望むのであれば、ジョーンズ、レスナー、スティーペ(ミオシッチ)は全員コーミエにとって良い試合になると思うよ」
(mmajunkie)