インタビュー・コメント

ヘンリー・セフードが試合後の引退発表について語る

UFC249で行われたヘンリー・セフード対ドミニク・クルーズによるバンタム級チャンピオンシップは、セフードが第2ラウンドで勝利してタイトル防衛に成功しました。

ところが試合後のインタビューでセフードは、突然MMAからの引退を発表し、多くの人たちを驚かせることになりました。

セフードは試合後の記者会見で、引退発表を行った理由について次のように語っています。

「私のメンターと話をしたんだ。特に肩の手術の後は時間があったからね。私は自由を愛している。だからこそUFCの多くのイベントで私を見ることができるんだ。やっていることを楽しんでいるよ。11歳のときからおそらく人生で600ものレスリングの試合をしてきた。それしかやってこなかったんだ。私には子供がいない。ようやく今彼女ができて、新しい人生を踏み出したいと思っている。私はとても利己的で、当然のように欲しいものを手に入れてきた。オリンピックチャンプ、フライ級チャンプ、バンタム級チャンプ、さらに両方の世界タイトルを防衛した。そしてトップのままでいたいと思っている。レスリングではそれを成し遂げて、今はMMAでもそうなることを望んでいるよ。もう復帰することはないし、永遠にキングであり続けたいね」

今回の引退発表はUFCとの契約交渉でより高額なオファーを受けるための計画かどうかと尋ねられたセフードは、もし高額なオファーがあった場合には、復帰する可能性を完全には否定しませんでした。

しかし子供の頃からスポーツを続けてきたセフードは、家族を作るための決断であるとし、UFCへの復帰の可能性はありそうもないと語っています。

「(ダナ・ホワイトは)数字についてはわかっているよ。でもバンタム級にいる選手みんなにはお互いに戦わせたいね。彼らにも楽しみを与えたいし、彼らは私が相手を選んでいると文句を言っているが、みんな私の戦績を見るべきだ。言いたいことを言えばいいが、私は全てを成し遂げてきた。格闘技にやって来たとき、自分はラシュモア山の一部になるべきだって感じたんだ。格闘技では自分が最も偉大なことを成し遂げたと思っている。レスリングでは最も偉大ではないね。オリンピックチャンプだが、史上最高のレスラーではない。しかし成し遂げてきたことを組み合わせれば、自分はその山の頂上にいると確信しているよ。自分のことを史上最高の格闘家だと心から思っているし、トップのままでいたいんだ」