来月開催されるUFC251では、ギルバート・バーンズがウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンに挑戦する予定です。
これまではウスマンの挑戦者としてホルヘ・マスヴィダルが最有力視されていたものの、UFCとの交渉が決裂したために、次の試合はまだ決定していません。
バーンズは『MMA Fighting』のインタビューで、UFC251でタイトルマッチを戦うために十分な報酬を受け取る予定であると語りました。
「彼らは私に多額でオファーしてくれたよ。タイトルマッチを戦う多くの人たちよりもお金をもらうだろうね。自分の状況には満足している。でも私はそういった試合をするために、自分をその立場に置いているんだ。マスヴィダルの立場は理解しているよ。彼はより多くのお金を欲しがっているね。でも全てはマネージメントの問題だ。契約を結んだばかりなのに、なぜ再契約を要求するのか?意味をなさないね。全ては交渉次第だと思うよ」
マスヴィダルは昨年対戦したネイト・ディアスとの試合よりも少ない金額でウスマンとのチャンピオンシップをオファーされたとし、ソーシャルメディアを使って多くの不満を露わにしてきました。
しかしバーンズは公の場で全てを明らかにするマスヴィダルのやり方が正しいものではないと主張しました。
「このやり方がマスヴィダル側の助けになっているとは思わないね。私が言っていることは揺るぎないものだ。彼は2019年のファイター・オブ・ザ・イヤーを獲得している。私は今年に入ってすでに2試合して両方とも素晴らしいパフォーマンスを見せているし、そのおかげでタイトル挑戦権を獲得できたと思っている。でも彼らがもっとお金を欲しがっているのは理解しているよ。ただ契約するために、不満を言うよりももっと良い方法があると思うんだ」
「何人かの選手を見てきたが、ハビブ(ヌルマゴメドフ)やDC(ダニエル・コーミエ)はお金のことで文句を言わなかった。彼らが大金を稼いでいることは知っている。UFCと敵対する必要がないし、メディアに全てを明かす必要もない。私はただソーシャルメディアで『もっとお金が欲しい』って言うよりも、もっと良い方法があると思っているだけなんだ。ビジネスをする上ではこういった方法よりももっと良い方法があると思うよ」
マスヴィダルは先日自身のYouTubeチャンネルで、ウスマンとの交渉が失敗した後でバーンズが最終的に受け入れるまでのことを説明しました。
「彼らはかなり少ない金額でオファーしてきたから上手くいかなかった。俺が断った後に他にも何人かにオファーをしていて、ギルバートにたどり着いたんだ。ギルバートは彼らにとって最優先ではなかった。世界的にみても誰も彼のことを知らない。彼のスキルを否定しているわけではないが、彼は知られていないんだ」
マスヴィダルはバーンズに対してこのように語ったものの、バーンズはオファーされた契約に満足し、チャンピオンになった後はさらに満足するだろうと語りました。
「間違いなくハッピーだよ。彼らは良い報酬を支払ってくれるからね。今は全てが公開されている。タイトル挑戦のためにどれだけ稼ぐのかがわかるはずだ。新しい契約でより多くのお金が手に入るし、チャンピオンになることで得られる全てを手にすることができる。今の契約には満足しているよ」