アレクサンダー・ヴォルカノフスキーは、UFC251で初めてのフェザー級タイトル防衛戦を行います。対戦するのは昨年12月に判定で勝利しているマックス・ホロウェイです。
UFC251はパンデミックの影響もあって、アブダビにあるファイト・アイランドで行われることになります。
ヴォルカノフスキーは『MMA Junkie』のインタビューで、アブダビでのオペレーションは変わったとしながらも、やることはこれまでと変わっていないと主張しました。
「私はすでに彼を倒している。今は彼をフィニッシュしたいと思っているよ。多くの人たちが彼をフィニッシュすることはできないと思っているね。でも私は自分ならできると信じているよ」
「どんな試合でも毎回同じ気持ちだし、どれだけ大きな試合でも関係ないね。自分にはやるべき仕事がある、ただそれだけだよ。今は間違いなくクレイジーな時代だ。何もかもが少しずつ変わってきてるし、ファイト・アイランドでは全てのプロトコルを経なければならない。それと同時に目の前にあるものなら何だってやる。今もただやるべきことをやっているんだ」
念願だったフェザー級タイトルを獲得したヴォルカノフスキーですが、ベルトを獲得したにもかかわらず、自分自身はこれまでと何も変わっていないと語っています。
「自分が世界最高のファイターだと常に自分自身に言い聞かせているが、それを証明するのはまた別のことだ。だからそれについてはあまり実感がないね。今世界最高のフェザー級ファイターだと名乗れるベルトを手に入れた。だから少しずつ変わっていくだろう。でも私にとって本当に良かったのは、ベルトが自分を変えなかったことだ。ベルトを手にする前の自分と何も変わっていない。10年前の自分と同じだよ」
「家に帰れば変わらず父親だ。3人の娘たちが私に対して偉そうに命令してくるよ。言っている意味がわかるだろう?自分が世界一の選手だと知れたのは良かったが、結局のところ自分は自分だ。何も変わらないよ。それによって自惚れることはないし、私はそれに誇りを持っている。ある人は自分を偽ろうとするだろうけど、私は変わらない。自分に誇りを持っているし、ベルトによって自分を変える必要はないんだよ」
パンデミックの影響から試合に向けた準備はこれまで以上に大変になっていますが、ヴォルカノフスキーはそれでもファイト・アイランドの試合に出場したかったと語りました。
「正直言うと、ここで戦いたかったんだ。この試合までたった6週間の期間しかなかった。それでも望んでいた試合だったんだ。他のスポーツが行われていない今のうちに試合がしたかったし、このイベントでは3つのタイトルマッチがある。このイベントはビッグだし、参加したかったね。だから実現させたんだ。準備に時間はあまり必要ない。数週間あれば試合に出られる状態になっている。準備は出来ているよ。証明したいことがあるんだ。ここに来て試合に出たかったし、自分が世界一のフェザー級選手だとみんなに示したい。マックスを倒したいね」