UFC251では3つのチャンピオンシップが行われる予定であり、その一つに空位となっているバンタム級タイトルをかけてジョゼ・アルドとピョートル・ヤンが対戦します。
最近ではジョン・ジョーンズやホルヘ・マスヴィダルなどがUFCに対して報酬が低いと不満を表明しました。
アルドは今週アブダビで行われたメディアスクラムで、UFCの選手が団結するために何らかの組合を作るべきかどうかについて言及しました。
選手への報酬について話し合いは必要だとしながらも、アルドは現在パンデミックで混乱している中で行うことは望んでいないと語っています。
「それをするのは良くない時期だと思うね。多くの企業が倒産し、人々は長年務めた仕事を失っているのを見ると、UFCはここで私たちに仕事をさせようとしてくれている。彼らが私たちに試合をさせるために費やした金額や行っていることに注目するべきだ。ある種の組合が必要だというのは賛成だし、選手の報酬についても話し合う必要がある。でも今は明日のこともわからず、どうなるかわからない家族のことに目を向けるべきだね。私たちには働くチャンスがある。ここまで来ることすらも大変なことだ。だから今はそうするのに適切な時期ではないね」
今回のチャンピオンシップは、ヘンリー・セフードが引退してタイトル返上したことから実現することになりました。アルドはセフードに対して賢い選択ではなかったと語っています。
「賢明ではなかったと思うよ。彼は若いし、まだ問題なく戦うことができる。だからまだ戦うべきだし、本当にできないと感じたときに戦うのをやめるべきだ。だからやめるのは賢明ではなかったと思うよ」
7月からはアブダビにあるファイト・アイランドでイベントが開催されることになり、UFC251はその最初のイベントとなります。
アルドはファイト・アイランドの環境や運営のすごさに驚いていると語りました。
「本当に満足しているし、全てに感動したよ。UFCはみんなを本当に気分よくさせてくれている。検疫は大丈夫だったし、それについては問題なかった。ここに来るまでのプロセスやインフラなど全てが整っている。かなり驚いているし、起こっていること全てが非現実的だよ。悪い時期にたくさん良いことが起こっている感じだね」