インタビュー・コメント

パウロ・コスタがアデサンヤとの対戦に自信を示す

次回ペイパービューのUFC253のメインイベントでは、イスラエル・アデサンヤ対パウロ・コスタのミドル級チャンピオンシップが行われます。キャリア無敗同士の対戦になるため、事実上ミドル級の頂上決戦のような状況です。

チャンピオンのアデサンヤは3月のUFC248でヨエル・ロメロを相手に防衛戦を行ったものの、両者とも動かずに決定的な見せ場を作れず、そのまま判定で終了することになりました。

コスタは『ESPN』のインタビューで、ロメロと対戦したときにフリーズしてしまったアデサンヤについて次のように語っています。

「一つ質問があるんだが、アデサンヤはなぜロメロと対戦したときに動かなかったのか?彼は真のチャンピオンではないね。私が倒してやるよ」

「彼は自分がもろいのがわかっているんだ。強い打撃を顔や体に2~3発も受けられないことがわかっているんだろう。体が壊れてしまうからね。私が彼と戦っている姿を想像してみて欲しいんだが、手に4オンスを付けた私の打撃に彼の痩せたもろい体が耐えられるのかどうかをね」

アデサンヤは当初コスタと対戦する予定だったものの、コスタが手術により回復が遅れたことから、3月にロメロと先に防衛戦をすることになりました。そのときに見せたアデサンヤの姿が自信のなさを示していたとコスタは明らかにしています。

「私が彼に直接話す機会を提供したとき、彼は自信のなさを見せてくれたよ。彼は毎回トロフィーを見せようとしていた。トロフィーを見せようとするたびに、自分がどれだけ優れているかを見てくれって言っている感じだね。彼は多くの人たちや彼自身に自分が優れていると証明する必要があった。もし彼が自分が優れていると本当に信じているならこんなものを見せる必要はないのだが、そしてこれは彼がまさにロメロと対戦してフリーズしてしまったように、私のような本物の相手とやったときにそうなるんだ。彼はよくそうしていたよ。だからジョン・ジョーンズに対戦を呼びかけたんだ。そしてその後ジョーンズが彼の挑戦を受け入れたとき、彼は『まだ準備が出来ていない。ジョン・ジョーンズと戦うにはもっと筋肉をつけて体重を増やす必要があるし、そのためにはあと1~2年は必要だ』と言っていた。アデサンヤは残念ながら本物の相手と戦うとフリーズしてしまうような男なんだ」

コスタはキャンプで激しい打撃を受けるトレーニングをしていることから、あらゆる攻撃に耐えられる自信を示しています。

「私は自分のことをタフガイだと思っているし、もしかすると世界で最もタフな男かもしれない。なぜなら2~3人の男と同じセッションで非常に強いパンチやキックを使って、とてもハードなトレーニングをしているんだ。100%全力だ。ただのシャドーボクシングではない。全く違うものだよ。これでロメロのような本物の相手と戦う準備をしていた。2~3ヵ月も自分のキャンプでやってきたことだから、攻撃されても平気だよ。だから本物の試合に向けて準備をしている。それが私とアデサンヤの差だと思っているよ」