UFC254ではハビブ・ヌルマゴメドフ対ジャスティン・ゲイジーのライト級タイトル統一戦が行われますが、同じイベントでは当初トニー・ファーガソンも出場が検討されていました。
しかし最終的には契約がまとまらず、代わりに元ベラトールチャンピオンのマイケル・チャンドラーがメインイベントのバックアップを務めることになりました。
ファーガソンはダスティン・ポイエーに加えて、チャンドラーとの試合も合意しませんでしたが、ファーガソンによると、UFCは最初にポイエーにオファーしたよりもチャンドラーの方がさらに良いオファーをしていたようです。
ファーガソンは『ESPN』とのインタビューで、実績を残しているポイエーよりもUFCに出場経験のないチャンドラーに良いオファーをするのは意味をなさないと語っています。
「ダナは俺のことを弁護したがっていた。彼は『トニーはこの試合をやるつもりだった』みたいに言っていたね。だが俺たちは友達じゃない。ただのビジネスだろう?俺を必要としているなら考えるよ。マジな話、俺はコントラクター(契約請負人)だし、好きなようにやる。UFCのことは大好きだ。だが俺はただの歯車じゃないんだ」
「今全然知らない新しいヤツを連れてくるつもりなんだろう。マーケティングの観点から見ても、ヤツはTwitterのフォロワーが10万人にも届いていない(チャンドラーは5.5万人)。ハビブのカードに加えたり、俺と対戦することで彼の知名度を上げようとしているんだろう。よくわかるよ。だが俺たちよりも彼に多くお金を払うんじゃない。彼はUFCに出場したことがないんだからね」
まだ次の試合が決まっていないファーガソンですが、ファンが望むからという理由でヌルマゴメドフと戦いたいと言及しています。しかしそれを待つつもりはなく、どんな相手であっても戦う準備が出来ていると語りました。
「みんな俺にハビブと戦って欲しいと思っているんだろう?だが俺はその権利を取り戻さなきゃならない。誰と戦うのか?ダスティンと?それともチャンドラーと?誰だって気にしないよ」
「誰かを待つことはしない。ハビブは引退するんだろう。彼が望むなら好きにすればいい。引き留めるつもりはないよ。戦友として彼を応援しているが、それしか言えないよ」
現在ライト級にいるファーガソンですが、年内にも試合をしたいと考えており、同じ階級に相応しい相手がいなければ階級を変えてでも戦いたいと語りました。
「メインイベントを必要としていると聞いたよ。11月と12月にね。俺のエージェントは戦うことは良いと言っているが、対戦相手が変わるから報酬についての話がしたい。UFCにはいつでも出場すると言っているよ。俺は戦うのが得意なんだ。だから実現して欲しいね」
「ウェルター級もあるし、ミドル級に上がったっていい。試合に出るのが好きなんだ。ウェルター級にいるヤツらは俺がノックアウトしていることをみんな忘れているだろうけどね」