インタビュー・コメント

ヌルマゴメドフ「ファーガソンの時代は終わった」

ライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフは、これまでトニー・ファーガソンを最大のライバルであると見なしてきました。

しかし対戦予定がパンデミックによって中止になった後、5月のUFC249でファーガソンはジャスティン・ゲイジーに敗れたことから連勝が止まってしまいました。

ヌルマゴメドフは『ESPN』とのインタビューで、長年実現してこなかったファーガソンとの試合について、ゲイジーに敗れたことから以前と比べて興味を失っていることを示唆しています。

「誰であれ長い間同じ力を保つことはできない。ある日誰かが倒すことになれば、神は誰に対しても同じレベルのパワー、反応力、メンタルをいつだって与えることはしない。ある日倒されることになれば、その日がやって来たということだ。それは5月のことだったね。トニー・ファーガソンは今やフィニッシュされてしまった。彼は復帰してくるだろうけど、また誰かが彼を倒すことになると私は考えているよ。ダメージを受ければもう元に戻ることはないんだ。たとえそれがトニー・ファーガソンでもね」

ヌルマゴメドフはファーガソンに対して、UFC254でドス・アンジョスの欠場によって対戦相手がいなくなったイスラム・マカチェフと戦うように勧めました。

「彼には選択肢がある。ファイトアイランドにやって来てイスラムと戦えばいい。イスラムは6連勝中だし、ほぼトップ10に入っている(ライト級12位)。なぜやらないのか?なぜ彼はこの試合を受けたくないのか?UFCはイスラムに良い報酬を与えるだろう。アリ(アブデルアジズ=マカチェフのマネージャー)は、彼に10万ドルを与え、勝てばさらに10万ドルを与えるつもりだ。もし彼が勝てば、その後におそらくタイトル戦ができるかもしれないだろう。でも彼の時代は終わったと思っているよ」

また先日UFCのダナ・ホワイトは、ヌルマゴメドフとコナー・マクレガーをコーチ役としてジ・アルティメット・ファイターを行うことに興味を示しました。しかしそれに対してヌルマゴメドフは、何があっても断固拒否すると語っています。

「彼とのアルティメット・ファイターは、彼からすると良い注目を集める機会になるだろう。でも私は絶対に彼にそのチャンスを与えない。たとえ彼らが私に50億ドルをくれると言ったとしても、UFCの所有権を与えるとしても、絶対にやることはない。(2018年の)10月6日に彼をフィニッシュしたことで、彼に関する全てを終わらせたんだからね」

「私には新しいチャレンジが待っている。ダスティン・ポイエーであり、今はジャスティン・ゲイジーだ。次に誰がやって来るかはいずれわかることだが、少なくともコナー・マクレガーにはならないだろうね」