インタビュー・コメント

ロバート・ウィテカーがキャノニアを警戒する

今週末に行われるUFC254では、ロバート・ウィテカー対ジャレッド・キャノニアによるミドル級マッチが行われます。

ランキング3位にいるキャノニアが、もし1位のウィテカーに勝利した場合、チャンピオンであるイスラエル・アデサンヤへの次期挑戦が確実なものになります。

ウィテカーは今週行われたメディアデーでキャノニアについてコメントしました。ブランチ、アンデウソン・シウバ、ハーマンソンに勝って3連勝中のキャノニアは危険な存在だと語っています。

「ジャレッドは私が戦わなければならない相手だから、今は誰よりも危険度が高まっている。私はこれまでハードな試合をしてきたし、ジャレッドとも非常にハードな試合ができると期待しているよ。彼のスキルやパワーは侮れない。私を負かすことだってできるだろう。でも自分が負けるとは思っていないけどね」

「彼はタフでパワフルだし、ノックアウトする力もある。でもはっきり言うと、私の方が全体的には優れていると思うんだ。彼に手こずらせることもノックアウトすることもできる。自分が望めば何だってできるし、試合は15分だから25分よりもマシだ。楽しみにしているよ」

ウィテカー対キャノニアは当初3月のUFC248で対戦する予定だったものの、ウィテカーが負傷したために試合が中止されていました。

さらにウィテカーはその後燃え尽き症候群だと明らかにしたものの、回復して7月のダレン・ティルとの試合に勝利しています。

ウィテカーは今回のキャノニア戦について、前回ブッキングされたときとは気持ちの面で異なっていると語りました。

「今回の試合は、もっとトレーニングがしたい、早く戦って彼を倒したいという気持ちが全く違うものになっている。最初のときは気にしていなかった。自分の力量を示すために、ただやるべきことをやろうって感じだった。それによって燃え尽きてしまった。だから今回の準備は最初のときとは全く違うけど、一方であの試合は行われるべき運命にはなかったんだ。彼は戦うことになっていた日の2週間前にケガをしてしまった。つまり全ての物事には理由があるんだ」

ウィテカーはすでにアデサンヤに敗れているものの、もしキャノニアを相手に素晴らしいパフォーマンスを見せれば、今後タイトルに挑戦する可能性も出てきます。

しかしウィテカーは今後のことは考えず、まずは目の前の試合に集中していると語っています。

「誰かに借りがあるとは考えていないよ。今はただジャレッドと戦いたいだけだ。他には何も考えていない。アデサンヤはやりたいようにできる。彼は誰とでも戦うことができる。正直なところ、この試合にベストを尽くした後は家に帰ってクリスマスを楽しみたいと思っているよ」

ウィテカーはこの試合が終われば2021年まで戦わないと考えているものの、もし11月にタイトル戦のオファーを受けた場合はどうするかと聞かれ、少し考えた後に次のように語りました。

「わからないね。そのときになったら考えるよ。チームと話し合って最善策だと思うかどうかを判断する必要があるからね。それについては気にする必要がない。私の目の前にあるのは土曜日の試合だけで、今はそれだけが重要だからだ」