UFC254のメインイベントでは、ハビブ・ヌルマゴメドフがジャスティン・ゲイジーに勝利して、ライト級タイトルの統一に成功しました。
そして勝利したヌルマゴメドフは試合後にグローブをマットに置き、この試合を最後に引退することを明らかにしました。
MMAでは引退した選手が復帰することがありますが、UFCのダナ・ホワイトは試合後の記者会見でヌルマゴメドフはこのまま引退するだろうとの考えを語っています。
さらにホワイトは真偽は定かではないとしながらも、ヌルマゴメドフが試合前に足を骨折したい可能性を示唆しています。
「引退すると思うよ。彼は辛い経験もしてきたが、今夜彼の試合を見ることができた私たちはみんなラッキーだ。私が知らなかった別の噂についても聞いていて、それは君たちが後から彼がやって来たときに聞いて確かめて欲しい。どうやら彼は3週間前に足を骨折して入院していたらしい。彼はそのことについて周りにいる誰にも言わなかったんだ。彼はこの世で最もタフな一人であり、世界No.1のパウンド・フォー・パウンドだ。冗談抜きで彼をGOATの一人として仲間入りさせるべきだね。地球上で最もヤバいヤツだよ」
またホワイトはヌルマゴメドフが将来復帰する可能性を期待しているわけではないとしながらも、それについてはいつでもオープンであると語っています。
「戦いたいなら戦えばいいし、戦いたくないなら戦う必要はない。彼には少し休ませてあげないとね。癒してあげたい。肉体ではなく父親を失ったことに対する悲しみを癒すんだ。さっきも言ったが、今夜彼を見れたことはラッキーだったよ」