インタビュー・コメント

ポール・フェルダーがRDA戦に出場を決めた理由を語る

今週末のUFCファイトナイトのメインイベントでイスラム・マカチェフが欠場したことから、ハファエル・ドス・アンジョスの対戦相手は直前にして不在となりました。

しかしすぐにマカチェフより上位にいるランキング7位のポール・フェルダーが出場を受け入れたことから、メインイベントは通常通りライト級マッチで決定することになりました。

フェルダーは『ESPN』のインタビューで、土壇場で試合に出場することを決めた理由を説明しています。

「考えたんだが、世界中で多くのことが起こっていて、悲しいことによって人々の生活が変わっている。仕事を失い、苦しめられ、アレックス・トレベック(人気クイズ番組の司会者)までがすい臓がんで亡くなってしまった。それなのに私はまだ36歳で若いし、調子も良くてレジェンドと戦える。失うものは何がある?って感じだよ」

試合を受け入れたフェルダーですが、今週金曜日に計量があることから時間が残されていません。

しかしトライアスロンに向けたトレーニングを行っていることからすでに通常の体重よりも軽く、期日までにライト級の155ポンドを作ることは可能だと主張しています。

「直前で試合を受けることについて、これまでよりもずっと痩せていて軽いんだ。通常は195~198ポンドだから、このような試合は考えられないだろうね。今はそれよりはるかに軽いよ。180を下回って170ポンド台だからね。しばらくの間水分を調整して脱水状態にしていけば問題ないよ」

ドス・アンジョスは最近ウェルター級で戦っており、試合まで時間がないことからウェルター級で行うことも可能でした。しかしフェルダーはライト級マッチを受け入れる条件にしたと語っています。

「彼はライト級で復活するためにトップ選手と戦いたいと思っているだろうし、そのためのチャンスを求めているんだろう。それが条件の一つだった。もちろんキャッチウェイトでの話はしたけど、メインイベントだし可能な限りこの階級で戦いたいと考えているのはわかっているよ。楽しくはないだろうけどやってみせるよ」

フェルダーは今回の試合をきっかけにして、今後はランキング上位選手とのチャンスにつなげる考えを示しています。

「5ラウンドマッチが好きなんだ。メインイベントをやるならしっかり務めたい。だから5ラウンドやるよ。特にRDAのようや選手と5ラウンドで戦えるのは楽しみだね。これは実験だ。いつものようにスパーリングで殴られたりはしていないけど、技術的にはシャープなままだし、体調も良いから様子を見てみよう」

「もうすぐキャリアの終わりが近づいているのはわかっている。この試合は私にとってWIN-WINなんだ。私からすれば元チャンプのRDAをフィニッシュして倒すことができるし、UFCにはライト級のトップ5に行くためにより大きな試合をするためのセールスポイントになるだろう。もし私が勝ったらその後で大きな試合をさせて欲しい。危機を救ったんだからね。勝つために戦うつもりだし、どうなるかはそのうちわかることだよ」