コーリー・サンドヘイゲンは10月のUFCファイトナイトでマルロン・モラエスにTKO勝利したことで、タイトル挑戦に向けてかなり近い状況にいます。
しかしその前にすでにアルジャメイン・スターリングに敗れていることから、バンタム級ランキング1位のスターリングが先にチャンピオンであるピョートル・ヤンに挑戦します。
サンドヘイゲンは『MMA Fighting』のインタビューで、もしタイトル挑戦権がもらえていたら受け入れていたものの、スターリングが先に挑戦することに異論はないと語っています。
「言ってるように、食うか食われるかのスポーツだ。もし彼らが私に対して、『素晴らしかったからタイトル挑戦権を与えよう』と言ってくれていたら、躊躇なくそれを受け入れていただろうが、それについては気にすることはない。アルジャメインがベルトをかけて戦う方が、今私がやるよりもフェアだと思うよ」
すでにUFC256でヤン対スターリングが予定されていますが、サンドヘイゲンは次のタイトル挑戦に向けてあと1試合戦うつもりでいるようです。
それに相応しい相手として、現在2年間の出場停止処分中となっている元バンタム級チャンピオンのTJディラショーを挙げています。
「No.1コンテンダーになるにはあと1試合だと思う。この階級を見てみると、ガーブラントはケガをしているし、今はフライ級にいるから可能性は低い。フランキー(エドガー)はムニョスに勝ったばかりでマルロンほどの力を持っていない。そして史上最高のバンタム級選手の一人として知られているTJ(ディラショー)が1月に復帰する。私のNo.1コンテンダーマッチは間違いなくTJと戦うべきだと思うね。最も意味のある試合だよ。私は今かなりの説得力を持つが、TJが復帰すれば彼も同様だろう。彼と戦って、その後にヤンとスターリングの勝者が決まったら、そのどちらかと春頃に戦いたいね」
ディラショーがドーピング違反によって出場停止になったことについて、サンドヘイゲンはディラショーの選択であって気にしていないと語りました。
「彼がステロイドを使っていようが何も思っていないよ。彼が自分で決めたことだからね。倫理的に間違っていると思うかと聞かれれば、もちろん間違っているとは思うが、それは彼が下した決断だ。彼が出した結論だし、それを背負って生きていかなければならない。他の人が何をしようと私は気にしないよ。彼はやりたいようにやればいいし、彼が世界最高の選手とトレーニングしようと、私には関係のないことだ。自分に対しては自信を持っているし、試合の前はいつも自分のことに集中しているよ」
ディラショーは処分が明けて来年1月に復帰すると予想されていますが、サンドヘイゲンはそのタイミングで戦うことに意欲を示しています。
「1月か2月頃なら私にとっても良い時期だね」