元ベラトールチャンピオンのマイケル・チャンドラーは、UFC257でダン・フッカーと対戦し、第1ラウンドTKOで劇的なオクタゴンデビューを飾りました。
チャンドラーのいるライト級は、チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフが引退を表明しており、まだタイトルは保持しているものの、今後の復帰は不透明となっています。
試合後の記者会見でチャンドラーは、無敗のヌルマゴメドフと対戦したいと主張し、勝つ自信を示しました。
「私の話を聞いただろうけど、ハビブにはぜひとも戻ってきて欲しいね。私はまだ彼より上のレベルにいると考えるだけの資格を得ていないが、ヤツを倒せると約束するよ。これだけは言えるが、もし彼が私とオクタゴンで戦えば、30勝無敗ではなく29勝&チャンドラーに負けることになるだろう。いずれわかることだね」
もしヌルマゴメドフがこのまま引退するなら仕方がないことだとしながらも、もし復帰するなら対戦したいと語っています。
「ハビブは史上最高の選手だ。無敗だし無敵にすら見える。彼に匹敵する者は誰もいない。これからどうするのか、復帰してこいつらと再戦するのか?そんなことする必要はない。彼はチャンピオンなんだからね。でもレスリングの血統書付きのヤツが現れたらどうするのか。そいつは、つまり私は無敗じゃない。5回負けがついている。TKOで止められたことも何度かあるが、毎回進化して帰ってきたんだ」
「自分はオクタゴンの中で決して完璧だとは言えないが、ヤツに勝てると約束するよ。ハビブに勝てる自信があるから、彼に対して個人的には言わずカメラのレンズを通して呼びかけたんだ。彼はこれまで成し遂げてきたんだから、有終の美を飾って自分の人生を生きる権利がある。しかしもし復帰することがあれば、ミズーリ州ハイリッジからやって来た男が待ってるぜ」
またUFCのダナ・ホワイトはチャンドラーのオクタゴンデビュー戦について、イベント後の記者会見で次のように語っています。
「初めてUFCにやって来た者は、大舞台で最初は荒れるものなんだ。彼はそうではなかった。1ラウンド目でフッカーがフリーズしてしまったように見えたね。チャンドラーは素晴らしいパフォーマンスをした。今夜のようなチャンスを手に入れてそれを最大限活用した。彼はこれまで何年間も戦ってきたような感じだったね。これ以上の試合がすぐに頭の中で思い浮かばないよ」