週末に行われたUFC258のメインイベントでは、ウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンがランキング1位のギルバート・バーンズを第3ラウンドTKOで下し、タイトル防衛に成功しました。
ウスマンはこれでウェルター級13連勝となっており、ジョルジュ・サンピエールが保持していたウェルター級の連勝記録を更新しています。
またウスマンはこれまでにタイロン・ウッドリー、コルビー・コビントン、ホルヘ・マスヴィダルにも勝利しており、トップ選手と戦ってもUFC無敗を維持しています。
試合後の記者会見でダナ・ホワイトはこれまで試合が面白くないと評価されてきたウスマンについて、もっと敬意を払われるべきだと主張しました。
「ヤツはホンモノだよ。彼は今夜GSPの連勝記録を更新した。格闘技を知っている人たちなら、今夜の勝利はすごいことだと分かっているだろう。彼はすごい選手たちの仲間入りを果たしている。もし今彼が敬意を払われていないなら、コビントン戦の後に敬意を払われるべきだったね。コビントン戦についてならいくらでも話せるよ。これまでに見た中で最高の試合の一つだ。その試合の後で敬意を払わなかったものがいたとしても、それは君の問題であって、彼の問題ではないんだ」
「分かっている人は分かっている。もし誰かがウスマンは違うと言っていれば、その人は格闘技のことを何も知らないからだ。それでかまわない。そういう人はコナーが戦っているとそれに飛びついて見るのが好きなんだ。でももし格闘技についてわかっていて、ウスマンがそうじゃないと思っているのなら、本当は格闘技について何もわかっていないんだ。どうなるかというと、次に戦わなければならない選手たちがいて彼が今後も防衛を続けていくと、いつかみんなGOATの話をし出すんだ。もし彼が今後も防衛を続けられるならね。どうやって戦って勝つかじゃなくて、誰と戦っているかが重要なんだ」
「今夜はそれが大きな話題になっていると思う。どの時点でそういう人たちがカマル・ウスマンはすごい選手だと認め始めるかだね。彼はよくしゃべる。良い家族がいて、彼の娘にとっては素晴らしい父親だ。彼にはすごい生い立ちがある。身なりもいい。彼は全てを兼ね備えているんだ。それにいつみんなが気づくかな?」