初めてUFCでメインイベントを務めたシリル・ガーヌは、ジャルジーニョ・ホーゼンストライクを第5ラウンド判定で勝利しました。
ガーヌは一方的に試合を支配したものの、UFCのダナ・ホワイトはガーヌにもう少し期待していたことを明らかにしています。
「みんなシリルがビッグコンテンダーだと言っているが、フランシス(ガヌー)がジャルジーニョにやったことを思い出して欲しい。今回はシリル・ガーヌにとって自分の存在を世界に示すチャンスだった。彼は勝ったが、この話はここまでにしておこう」
ガーヌは試合後の記者会見でホワイトのコメントに反応しました。自分がフィニッシュできなかったことからホワイトのコメントを理解していると語っています。
「それは理解できることだ。彼は社長であり、お金を稼ぎたいと考えているから金になるスターを望んでいる。それにみんなはノックアウトするショーを見たがっている。試合をフィニッシュしようとしたけどならなかった。だからそれは理解できるし、俺は問題ないよ」
「フィニッシュしようとしていた。でもとても良い試合ができたから満足している。良い試合だったと思う。倒そうとしてテイクダウンを奪った。立った状態でも上手く支配していたと思う。自分はあまり満足していなかったが、コーチが『君はよくやったし、5ラウンドの試合に勝ったんだ』と言ってくれた。だから嬉しいし、何かを示せたんだと思う。俺は5ラウンドでも支配しながら戦うことができるんだ」
今回の勝利でガーヌはランキングのトップ5入りする可能性が高いですが、すでにタイトルに向けて焦点を当てています。
場合によっては3月27日のUFC260で行われるスティーペ・ミオシッチ対フランシス・ガヌーの試合にも準備が出来ているようです。
「タイトル戦の話ができると思う。みんな俺のような選手が好きなんじゃないかな。若くて経験は少ないけど、それを上手く何とかしている。それに無敗だ。ランキングで無敗なのは俺だけだと思う。だから自分は相応しいと思うよ。みんなに言いたいんだが、もし来月のタイトル戦でどちらかがケガをしたら俺がいる。何の問題もないよ」