UFC260のメインイベントでは、フランシス・ガヌーがスティーペ・ミオシッチを第2ラウンドノックアウトで勝利し、新ヘビー級チャンピオンとなりました。
ガヌーは試合後の記者会見で、テイクダウンのディフェンススキルが向上したことに加えて、攻撃を仕掛けるまでの忍耐力が増したことでミオシッチを倒すことができたと語っています。
「目標としていたゲームプランはリラックスして焦らずに落ち着いて戦うことだった。なぜならチームは私がリラックスしているときが最も良い状態であると知っているからね。相手の頭部を切り落とそうと急いでいるわけではないんだ」
現在ガヌーとミオシッチは1勝1敗となりましたが、ガヌーはトリロジーとなる再戦は必要ないと考えていると明らかにしています。
「個人的にはノーで、やる必要はないと思っている。彼は自分が引退するまで私がチャンピオンになることはないと言っていたから、もしかしたら彼は引退するのかもしれないが、もしそうでなければまだ彼と戦う意思はあるよ。彼に負けたことがあるし、史上最高のヘビー級選手として活躍していたこともある。もし必要なら彼と戦うのは理にかなっていると思うよ」
次の対戦相手の候補の一人にヘビー級転向を示唆しているジョン・ジョーンズがいますが、ガヌーはジョーンズ戦を望んでいるとしながらも、もし実現しなければ他の選手と戦うつもりだと語っています。
「ジョン・ジョーンズとの試合は私にとって意味のあるものになると思うけど、どちらにしても私は試合をすることになる。もしジョン・ジョーンズがヘビー級に来ないのであれば、この階級は動いていかなければならない。新ヘビー級チャンピオンとして、過去2~3年に(ミオシッチが)やっていたことよりもこの階級をもっとアクティブなものにしていくことにした。私はチャンピオンかもしれないが決定権はない。ただの選手だからね。実際にどうなるかはUFCが決めることだ。でも自分がやりたいことについては、そうだね、その試合(ジョン・ジョーンズ戦)を望んでいるよ」
「ベルトを手にしたことでよりアクティブになりたいと思っている。年間2~3試合はできるようにしたいと考えているよ」
少し休みを取る予定のガヌーですが、すでに次の試合のことも考えているようです。
「もちろん休みを取るつもりだ。非常に長いトレーニングキャンプを行ってきたからとても疲弊してしまったよ。でもできるだけ早く戦いたいと思っている。だから夏頃の7月か8月までには準備ができると思うよ」