ジョゼ・アルドは今年に入ってまだ試合が決定していませんが、すでに次の対戦相手について考えています。
アルドは『MMA Fighting』のインタビューで、元UFCバンタム級チャンピオンのドミニク・クルーズとの対戦を望んでいると明らかにしました。
「ドミニクと自分ならこのスポーツにおける名声を考えれば大きな試合になるだろう。両者ともWECチャンピオンになってUFCにやってきたんだからね。彼は素晴らしい選手でいつも良いパフォーマンスを見せている。もしケガがなかったら今でもトップレベルでタイトル争いをしていただろう。ケガは彼にとって問題で、今はUFCで以前のドミニク・クルーズのような活躍をしていないからね」
「私は自分のことを常にタイトルコンテンダーだと見なしていて、避けては通れない。チャンピオンになることはこの階級に転向したときから考えていたことだ。今は5位にいるがもっと頻繁に戦いたいと思っている。遅かれ早かれそのベルトを手にするのは間違いないだろうね」
昨年12月にマルロン・ヴェラに勝利したアルドは、コーディ・ガーブラントかTJディラショーとの対戦を要求したと明らかにしました。
しかしどちらも実現することなく、ガーブラントは5月22日にロブ・フォントと、ディラショーは5月8日にサンドヘイゲンとそれぞれ対戦が決定しています。
「ガーブラントが試合を申し込んできて私はすぐに同意したんだけど、UFCがそれを却下したんだ。ガーブラントも私もすでに合意して全て決まっていたんだけど、UFCがそれを良い試合だとは思わず、彼にロブ・フォントと戦わせたかったんだ。去年の試合が終わってからディラショーやガーブラントとの対戦を求めたのに今は何もない。ダンスパートナーがいない中でダンスフロアにいるようなものだよ(笑)。でもドミニク・クルーズは以前から対戦を要求しているし、彼と戦えることを期待している。でも実現するかどうかはわからないけどね」
またUFC259で行われたピョートル・ヤン対アルジャメイン・スターリングの試合は、ヤンがイリーガル・ニーによって失格となり、スターリングが新チャンピオンとなりました。
この試合は物議を醸すことになりましたが、アルドはスターリングをチャンピオンだと見なしていると語っています。
「私は彼をチャンピオンだと思っている。彼がイリーガルな攻撃をしたわけではないのだから彼のせいではない。ピョートルはミスをしてその代償を払っている。スターリングがチャンピオンじゃないとは言えないね。失格であろうとなかろうと関係なくルールは守られるべきものだ。だから彼のことをチャンピオンだと考えているよ」