フロリダ州ジャクソンビルで開催されたUFC261では、ローズ・ナマユナスがジャン・ウェイリーにヘッドキックでノックアウトし、再びストロー級チャンピオンとなりました。
ウェイリーはUFCで初めての敗戦となりキャリア21連勝がストップすることになりましたが、ナマユナスは試合後の記者会見で、ヘッドキックは練習していたものだったことを明らかにしました。
「最近よく足技の技術を磨いています。時間の経過とともに上手くなってきました。私はテコンドーをやっていたし、脚の長さは女子ディビジョンで一番だと思う。100%そうだとは言えないけど、それなりにあると思う。(コーチのトレヴァー・ウィットマンから)MMAの基本、ジャブ・ボクシングの基礎を学んだ後は、パット・バリーのキックも学び始めたんです」
「確実に仕留めるチャンスがあると思っていました。私のパワーは他の大勢の女子選手とは違います。そしてそれは私が時間をかけて少しずつ自信を深めてきたものでもあります」
今回の試合で最高の姿を見せられたかと聞かれたナマユナスは、今回のパフォーマンスがキャリアでベストだったと語っています。
「そうだと言えますね。規律、集中力、準備、チーム全てが自分のものでした。あのとき(UFC217で当時のチャンピオンだったヨアナ・イェンジェイチックと戦ったとき)に似ているところがあります。ただ前回はこうだったとか、今回はこうなるだろうとか、人間の自然な思考パターンが毎試合つきものだけど、期待しないようにと自分に言い聞かせていました。私はただパフォーマンスに集中し、最高の自分自身でいることに集中していました。結果について自分ではどうすることもできません。自分でコントロールできるのは物事に対してどう感じるか、自分の感情をコントロールするだけなので、それだけに集中していました」
UFCのダナ・ホワイトはウェイリーの再戦に反対しておらず、ウェイリーは試合のストップが早すぎだと主張しています。
ナマユナスは防衛戦の相手について、ウェイリーとの再戦も含めてUFCが望む相手であれば誰でも構わないと語っています。
「今のところ明確な答えはありません。(5月22日に対戦する)カーラ(エスパルザ)とヤン(シャオナン)がどうなるか見てみたいですね。おそらく今なら自分のやりたいことが何でもできるかもしれない。今の自分にとって何が魅力的かを考えればいいだけです。少しの間落ち着かせたいですね」