インタビュー・コメント

ドナルド・セラーニ「連敗を止める答えはないが引退はしない」

週末に行われたUFCファイトナイトでは、ドナルド・セラーニがアレックス・モロノと対戦したものの、第1ラウンドTKOで敗れることとなりました。

セラーニは当初ディエゴ・サンチェスと対戦する予定だったものの、先月末に欠場が決定して代わりにモロノと対戦することになっていました。

急きょ出場が決まったモロノに敗れたセラーニは、試合後に『ESPN』のインタビューで次のように語っています。

「厳しい一日だったね。この試合は変えることができたし、必要なのは大きな一発だけだった。彼は良いパンチを打ってきて俺を後退させた。さらにもう一発打ってきた。コーチが彼を掴みに行けと言っているのが聞こえてきたけど、よくわからない状態だったんだ。彼はハングリーで準備も出来ていたし、俺の方は言い訳はしない。俺も準備が出来ていたからね」

「もっとキックを使うべきだった。それにもう少しジャブを多用するべきだったが、彼がすごいオーバーハンド・モンスターだってことはわかっていたんだ。それを食らわないようにしていたんだけど、上手くいかなかったね」

セラーニは連敗中であることから、以前UFCのダナ・ホワイトは将来について話し合う必要があると示唆していましたが、連敗を止めるための答えを探し続けているセラーニはまだその答えが見つかっていないと語っています。

「当然ひどく失望しているよ。今がそのときなのかどうか、何と答えていいかわからない。そんな気分ではないけど、気分とパフォーマンスは別物だ。最悪だよ。どうなるかは誰にもわからないことだ。俺はライト級に戻りたかったし、ウェルター級の選手たちは体が大きいからぶん殴って来るが、言ったように言い訳はできない。彼は準備が出来ていた。連敗を止めるのは難しいことだろう?それでも連敗を止める必要がある。答えがあればいいんだけど持ち合わせていないよ」

ノーコンテストを挟んで現在5連敗中のセラーニですが、この試合で引退することは完全に否定しています。

「絶対にそうはならない。あり得ない。こんな形で辞めることはないね。自分のレガシーをこんな形で終わらせるわけにはいかないよ。でもボスには連絡して、この2年間は厳しかったのはわかっているけど、時期が来たらちゃんと身を引かせてくれって伝えるよ」